- BIOGRAPHY -

Satoshi Yamaguchi Satoshi
Gt. YASUNO
  (Photo by Satoshi Yamaguchi)

Dr. YANO
  (Photo by Satoshi Yamaguchi)

Vo. Hammy

Ba. Kentaro

 
Gt. Satoo

 

結成は1990年。前身バンドで数回ライヴを行なった後、BLASDEADとなった。当初はツイン・ギター編成だったが、その期間はかなり短かった。シングル・ギターの4人となり、数々のライヴ、ツアー、2本のデモ・テープを発表したが、1994年、安野昭次 (G)以外のメンバーが脱退。

安野は地道にメンバーを探し、江成 義夫(B)、竹鑓 達也(Ds)、ジェフ・ロウ= Jeff Rowe(Vo)が加入、1995年にデモ・テープ「TRY YOUR FAITH」をリリース。これ を機にLARD RECORDSとディールを結ぶ。同年、コンピレーションCD「INITIATION」が発表される。収録曲はLEAVE ME ALONE(アルバム収録のものとは別ヴァージョン)。

1996年、1stアルバム「ANOTHER DIMENSION」発表。リリースに合わせ、全国ライヴを行なう。海外レーベル数社よりアプローチがあったが、契約には至らなかった。1997年、コンピレーションCD「KILL'EM ALL FAKIN' METAL 2」発売(収録曲はUSELESS SOLDIERS)。積極的なライヴ、ツアー、ラジオでのオン・エアーにより観客動員を伸ばしていったが、このタイミングでJeff(Vo)が脱退する。

新たに井崎 修二(Vo)加入。だが1999年、ドイツのTANKARDとの国内ツアー後脱退。バンドは留まることなく、喜田(Vo)が加入。コンピレーションCD「目黒鋼鉄宣言」に参加。収録曲はNIGHTMARE(リレコーディング・ヴァージョン)。翌2000年、コンピレーションCD「BALL ONE STRIKE TWO」に参加。収録曲はNIGHTMARE(アルバム・ヴァージ ョン)。

また同年、韓国ツアーを行う。競演はSAD LEGEND(韓)、OATHEN(韓)、MANIPULATED SLAVES(日)。まだ韓国内での日本文化開放の前にもかかわらず、現地でTV、雑誌などの取材を受ける。しかしこのツアーの後、喜田が脱退。

Voの横山 英治が加入。彼のエモーショナル、かつアグレッシヴなパフォーマンスはバンドの可能性をさらに高めた。バンドは2ndアルバムの制作に取り掛かるが、2001年、個人的な事由により、竹鑓(Ds)脱退。完成間近の2ndアルバムも、バンド内での話し合いの末、お蔵入り(後に"MECHANICAL CIVILIZATION"デモとしてプロモーション・オンリーで媒体・関係者のみに一部配布された)となる。2002年、現Dsの矢野 貴資が加入。前任者と違うスタイルはバンドに新風をもたらした。

しばらくバンドはライヴや曲作りに専念し、2005年よりアルバムのレコーディングを 開始するが、江成が入院の為、一時ストップする。2006年、Lights Out Recordsより 「RED HOT BURNING HELL Vol.8」発売(収録曲はMECHANICAL CIVILIZATION、SO MANY LIES。2曲(SO MANY LIES、MECHANICAL CIVILIZATION)とも「MECHANICAL CIVILIZATION」CD-Rヴァージョンより)。

そして、ついに2006年9月9日、2ndアルバム「GROUND FLARE」がBLACK-LISTED Recordsから発売。1stアルバムから実に10年ぶりとなった本作は各媒体においても非常に高い評価を受け、好セールスを記録する。

2007年2月、横山(Vo)と江成(Ba)の脱退が発表されたが、バンドは2007年8月にサポートメンバーとしてIRON THUMBのイタバシミノル(Ba)を、2008年5月には井崎 修二(Vo)の9年ぶりの再加入を受けて復活。2009年5月、新音源「Official Bootleg」をライヴ会場限定でリリース。

2009年7月、イタバシのサポート期間終了とともに、笹川賢太郎(ex. AZRAEL)が正式加入。数度のライブを経て、結成20周年となる2010年、「THE PAST AND THE FUTURE」が完成。

アルバム発売後は東京を中心に大阪、仙台、札幌、静岡、埼玉等でライブ活動をしつつ2011年3月に発生した東日本大震災のチャリティーアルバム「Metal Bless Japan」にもタイトルトラック「Rising Sun」に井崎、矢野が参加。バンドとしてもサポートベーシストだったイタバシミノルの楽曲である「Monster in the Darkness」を提供。

順調に活動をしていたが、2011年12月に井崎が個人的な事情で脱退。

2012年1月、バンドは直ちに後任としてHERITAGEの飯濱薫(VO)を迎え入れる。

また飯濱からの提案もあり、同じくHERITAGEで活動していた佐藤崇(G)も同時に加入させ、結成以来20年ぶりとなるツインギター体制となったBLASDEADは再度ライブ活動を再開。

伸びやかなハイトーンだけでなく、アグレッシヴ且つ表情豊かに歌い上げる飯濱のヴォーカルは勿論のこと、佐藤の加入によってツインのハーモニーを強調させながら、BLASDEAD最大の特徴でもある「リフの魅力」が更に強靭となったことで、音楽的にも新たな魅力を加えることに成功した。

その効果はバンドが予想していた以上に大きく、新規ファン層を開拓することに成功する。

結成史上最強の布陣となった手応えと自信から、更なるシーンへのアピールとして2013年3月より3ヶ月連続自主企画「Revenge of METAL」を開催。

「微妙に住み分けがされた現在の国内インディーズメタルシーンを繋げつつ、更に盛り上げるべく出演バンド同士の異種格闘技戦を展開し、多種多様なファン層を新たに開拓する」という試みはその意図までも評価され、メロディックデスメタル、メロディックスピードメタル、スラッシュメタル、嬢メタル、正統派メタル、漢メタルといったバラエティー豊かなバンドを集めて行われた企画は、集客面でも大成功を記録する。

この勢いはバンドに良い影響をもたらし、各ライブで新曲を披露。

そしてそれらの楽曲を携えて、いよいよ通算4枚目となるNEWアルバムのレコーディング準備に取り掛かる。

今や世界的にも稀少な存在である「正統派パワーメタル」を継承し、ただひたすらに自分達のヘヴィメタルを愚直なまでの愛情で作り上げ演奏していく。
「ヘヴィメタルとは何か?」その答えを今一番体現するバンドの一つであることは間違いないだろう。